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JASO試験規格の改定で、いま注目を集める腐食試験。腐食試験研究の第一人者 藤田栄博士をお招きし、金属材料の大気腐食促進試験法の歴史と今後の展望についてお話しいただきます。また、腐食試験のグローバルリーディングカンパニーQ-Lab CorporationのSean Fowler氏には、複合サイクル腐食試験の進化についてご紹介いただきます。また、弊社三洋貿易からは、複合サイクル腐食試験における塩水シャワー試験とその最新トレンド(新 JASO M 609対応 腐食試験機)についてもご紹介しますので、是非ご参加ください。
会場では、Q-Lab社の塩水噴霧・複合サイクル腐食試験機Q-FOG CRHの実機を見学いただけますので、是非、三洋貿易本社(東京都千代田区)までお越しください。

「腐食試験セミナー&実機見学会」のご案内

概要

JASO試験規格の改定で、いま注目を集める腐食試験。腐食試験研究の第一人者 藤田栄博士をお招きし、金属材料の大気腐食促進試験法の歴史と今後の展望についてお話しいただきます。また、腐食試験のグローバルリーディングカンパニーQ-Lab CorporationのSean Fowler氏には、複合サイクル腐食試験の進化についてご紹介いただきます。また、弊社三洋貿易からは、複合サイクル腐食試験における塩水シャワー試験とその最新トレンド(新 JASO M 609対応 腐食試験機)についてもご紹介しますので、是非ご参加ください。
会場では、Q-Lab社の塩水噴霧・複合サイクル腐食試験機Q-FOG CRHの実機を見学いただけますので、是非、三洋貿易本社(東京都千代田区)までお越しください。

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実施日程

2024年11月19日(火)14:00~17:10(13:00開場)
※詳細は下記のプログラム参照。

セミナーテーマ

テーマ1:14:10~15:00

金属材料の大気腐食促進試験法の歴史と今後の展望

【ウェビナー概要】

塩水噴霧試験は、材料の出荷および受け入れ時の「品質管理試験」として様々な産業分野で使用されていますが、大気中の材料の「耐久性評価試験」には適用できないことから、インフラ構造物や運輸機関等では、それぞれの使用環境に適した腐食促進試験法が開発され、規格化(あるいは推奨法)されてきました。中には、実環境での防食寿命が腐食促進試験法により選定・採用した材料の初期設計期待寿命を満たさなかったために、膨大な経済的損失を受けた産業分野もありました。
近年では、腐食試験法のサイクル条件の適正化と併せて、腐食液の濃度や付与方法(塩水噴霧方法に加えてシャワー法、定量塩付着法)の適正化を行い、構造材料の定量的な寿命設計に適用できる試験法の取り組みが行われています。本ウェビナーにおいては、大気腐食促進試験法の歴史と課題、ならびに今後の展望をご紹介します。

【アジェンダ】

  1. 材料の長寿命化によるSDGs達成への寄与
  2. 材料の腐食寿命設計における腐食試験法の役割
  3. 大気腐食促進試験法
    3.1 大気腐食促進試験法とその功罪
    3.2 各種産業分野で用いられる代表的な腐食促進試験法(自動車)
    3.3 実環境腐食再現を重視した腐食促進試験法(土木、建築)
  4. 展望
    数値シミュレーションによる大気腐食の寿命予測技術への道のり
  5. まとめ

登壇者:藤田 栄 博士

【略歴】1980年北海道大学大学院工学研究科応用化学専攻修士課程修了。日本鋼管(株)入社。2000年大阪大学大学院工学研究科大学院学位取得。JFEスチール(株)スチール研究所表面処理研究部長、主席を経て、JFEテクノリサーチ(株)シニアフェロー。2020年新構造材料技術研究組合プロジェクトマネージャー、2023年同プロジェクト解散にともない退職。現在、北海道大学大学院工学研究院客員教授、大阪大学接合科学研究所招聘教授、ISO TC156(金属および合金の腐食)国内審議委員会委員長等標準化に関わる各種委員。(一社)日本防錆技術協会 代表理事・会長。

【業績】鉄鋼材料の腐食防食、主として海洋鋼構造物の防食法、橋梁等のインフラ鋼構造物・自動車用表面処理鋼板・石油・化学ブラントの耐食材料の材料開発、評価解析研究に従事。

【受賞】文部科学大臣表彰・科学技術賞(個人)「表面処理鋼板の耐食設計に係わる開発」、日本鉄鋼協会欧文論文賞、学術貢献賞、学術記念賞、(公社)日本金属学会学術貢献賞、(公社)腐食防食学会技術賞4件、ISO Exellent Award賞3件、他多数。

【著書】Innovation Structual Materials(Springer)、JFE21世紀財団「腐食防食読本」、日本鉄鋼協会編、 鉄鋼便覧(第5版)他

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テーマ2:15:10~16:00
複合サイクル腐食試験の進化:従来の単純な湿潤/乾燥法から、精密な湿度制御を伴う最新の傾向

【ウェビナー概要】(日本語通訳あり)

約100年前に塩水噴霧試験法が開発された際、実環境との腐食現象との相関性の欠如が問題となっていました。湿潤/乾燥のみの単純な複合サイクル試験は、主に鋼材に関連する多くの腐食問題を再現することに成功し、他の金属基板にもある程度の効果がありました。しかし、再現性と反復性に大きな欠陥があり、この問題が原因で大きな広がりには至りませんでした。複合サイクル腐食試験は主に学術機関や研究所で行われていました。1980年代に入り、この状況を改善するための本格的な取り組みが開始され、現在では相対湿度や温度の変化速度を精密に制御できる腐食試験機が開発されています。本ウェビナーでは、特に北米および欧州市場の動向に焦点を当て、この進化についてご紹介します。

【アジェンダ】

  1. 塩水噴霧試験の歴史
  2. プロヒージョン(塩水噴霧/乾燥)などの初期の湿潤/乾燥サイクル試験
  3. 初期の自動車向け複合サイクル腐食試験
  4. 精密な相対湿度制御の重要性
  5. 移行時間の規定化の重要性

登壇者:Sean Fowler
(Q-Lab Corporationシニアテクニカルディレクター)

【略歴】多様な産業と協力し、品質管理(QC)や研究開発(R&D)のニーズに応じた実践的な耐候性および腐食試験プログラムの導入を支援。1999年にQ-Labに入社以来、Sean氏は耐候性および腐食に関する技術研修プログラムの開発や、世界各国でのセミナーに登壇。また、Q-Lab社のグローバル営業チームに技術的な指導を行うほか、製品の開発や改良に貢献。

ISOやASTMをはじめとする複数の規格化団体や技術委員会で活躍しており、ISO技術委員会では、テキスタイルに関するTC38、塗料やワニスに関するTC35、腐食に関するTC156の米国代表として活動中。IEC TC82の太陽光発電モジュールに関する作業部会にも積極的に参加し、2019年にはIEC TC104 MT16の環境試験および分類に関する作業部会のコンビーナーに任命。ASTMの委員会でも活動しており、既存規格の更新や新規規格の策定に貢献。

2015年よりISO TC156のメンバーを務めており、現在はWG1、WG4、WG6、WG7のメンバー。
※WG1(用語に関するワーキンググループ)のコンビーナー、WG7(加速腐食試験に関するワーキンググループ)の副コンビーナー。

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テーマ3:16:10~17:00
複合サイクル腐食試験における塩水シャワー試験とその最新トレンド-新 JASO M 609対応 腐食試験機-

【ウェビナー概要】

複合サイクル腐食試験では長らく「塩水噴霧方式」が用いられてきましたが、近年では短時間で塩水を付加する「塩水シャワー方式」が様々な規格で採用さております。特に、今年の5月に公表された新 JASO M 609においても塩水シャワー方式が採用されました。日本の複合サイクル腐食試験業界においても、塩水シャワー方式は今後の大きなトレンドになると考えられます。
本ウェビナーにおいては、塩水シャワーの歴史や定義、塩水噴霧との違いに触れたのち、新JASO M 609を含む実用例についてご紹介いたします。

【アジェンダ】

  1. 塩水シャワーの歴史
  2. 塩水シャワーと塩水噴霧の違い
  3. 採用規格について
  4. 新JASO M 609について
  5. 水シャワー搭載 複合サイクル試験機について

登壇者:宮澤 英輝
(三洋貿易株式会社 営業&エンジニア)

【略歴】2021年三洋貿易株式会社入社。以来、腐食試験機や耐候性試験機の世界的リーディンカンパニーであるQ-Lab社(米国)のセールス&エンジニアとして、メーカー公認の技術資格を取得。試験機の技術面・運用・メンテナンスにも精通し、現在は上記に加え、その他試験機や分析装置も担当。

miyazawa@2x-100
会場

三洋貿易株式会社(東京都千代田区神田錦町)
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-11 三洋安田ビル7階

>> 地図を確認する

  • 地下鉄(千代田線・半蔵門線・丸ノ内線)「大手町」駅 C2b出口より徒歩3分
  • 地下鉄(東西線)「竹橋」駅 3b出口より徒歩5分
  • JR「神田」駅 西口より徒歩10分

※オンライン(Zoom)にてライブ配信いたします。

定員

会場:40名
オンライン:200名

参加費

無料

プログラム
11月19日(火)開催
 
時間 実施項目 実施内容
13:00~ 開場 三洋貿易株式会社 本社(東京都千代田区)7階までお越しください。
13:20~13:50 実機見学 Q-Lab製の“新JASO M609対応”塩水噴霧・複合サイクル腐食試験機の実機をご覧いただけます
※希望者のみ
14:00~14:10 開会のご挨拶 主催者ご挨拶
14:10~15:00 セミナー① 金属材料の大気腐食促進試験法の歴史と今後の展望
(藤田教授)
15:10~16:00 セミナー② サイクル腐食試験の進化
(Q-Lab Corporation Sean氏)
16:10~17:00 セミナー③ 複合サイクル腐食試験における塩水シャワー試験とその最新トレンド
(三洋貿易株式会社 宮澤)
17:00~17:10 閉会のご挨拶 -

 

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会場参加申込

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