インク中の粗粒子の存在は顔料の色に影響します。また、貯蔵中に起こる粒子凝集は製品性能の安定性を低下させます。

本eBookではレーザー回折式粒子径測定装置Bettersizer2600を用いて、顔料を評価した事例をご紹介します。

セラミック粉末は分散過程で容易に凝集し、粉末粒子の均一性が悪くなり、最終的に圧電製品のようなセラミック材料の性能低下を引き起こします。この問題を軽減するためには、製造時におけるセラミック粉末粒子の大きさの測定が不可欠です。特に粒子径分析は、焼結プロセスにおいてグリーン体が所定の最適な所望の密度に到達するために必要な最適な時間および温度を製造者が決定するのに役立ちます。

Bettersizer2600を用いて、3つのセラミック粉末の粒子径分布を測定し、それらのセラミック部品製造における適正をご紹介します。

チョコレートは、物理学的観点から見ると分散液と分類することができます。液体脂肪相であるカカオバター中に分散された非脂肪固体粒子(糖、乳固形物およびカカオ粒子)からなる分散液です。このような分散系では、固体粒子の粒子径分布が極めて重要な役割を果たします。粒子径は、チョコレートの製造プロセスおよび最終特性、つまり滑らかさなど口当たりに関する特性の両方に有意な影響を与えます。

Bettersizer 2600を使用し、異なるタイプ（ダーク、ミルク、ホワイト)および様々な国のチョコレートの粒子径を測定し、その特徴を示しました。

Bettersizer2600の機能、特徴、測定事例をご紹介します。

Bettersizer2600は分散圧力を変えることができるため、凝集粒子や壊れやすい粒子でも最適な分散条件を決定し、再現性良く測定することができます。事例では、制吐薬、消化管機能改善薬として利用されているドンペリドン（API）の粒子径測定における最適分散方法の検討についてもご紹介します。

リチウムイオン電池利用されている材料には様々な種類がありますが、各材料は、それぞれ異なる化学成分、エネルギー密度における強度、加工、放電サイクルおよび熱安定性を有することから、いかに粒子径と粒子径分布を効率的かつ精密に測定するかが、継続的な課題となっています。

Bettersizer2600は、粒子径分布の制御とカスタマイズの調整を補助する事により、これらの計測に有用です。本eBookでは、カソード材料、アノード材料、グラフェンの粒子径測定事例についてご紹介します。